決勝戦をJFATVにてインターネットライブ配信!JFA バーモントカップ第29回全日本U-12フットサル選手権大会 #jfa #バーモントカップ
ベスト8進出チームが決定! JFAバーモントカップ第29回全日本U-12フットサル選手権大会 #jfa #バーモントカップ
JFAバーモントカップ第29回全日本U-12フットサル選手権大会は8月11日(日)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館と屋内球技場の2会場で大会2日目を迎えました。グループステージの最終戦、ラウンド16の戦いを経て、準々決勝へ進出する8チームが決まりました。
初日に1位を決めたグループEのプリモ大阪(大阪)、グループHの丸亀フットボールクラブ(香川)、グループLのブリンカールFC(愛知)以外は、最終戦で決勝ラウンドの出場権を争いました。特に激しい戦いとなったのは、グループCで連勝した北海道コンサドーレ札幌U-12(北海道1)とマルバ千葉fc(千葉)の対決でした。
前半で2点を奪った北海道コンサドーレ札幌は、後半の立ち上がりに1点を返されながらも、すぐさま得点を奪い返して主導権を握っていました。しかし、徐々にマルバ千葉が圧力を強めると、残り4分を切ったところで、キャプテンの中屋光廉選手、篠塚怜音選手の得点でついに同点。引き分けなら得失点差で上回る北海道コンサドーレ札幌が1位となる状況の中で、マルバ千葉は「あと1点」を奪うために猛攻を続けました。すると残り10秒、ゴール前で再三に渡って攻め続けたマルバ千葉は、中屋選手が正面右から左隅に突き刺す値千金の勝ち越し弾。壮絶な戦いは、マルバ千葉の大逆転劇で幕を閉じました。
グループAの最終戦も、突破の可能性を残す3チームによる争いが激化しました。1勝1敗の勝点4で並ぶ京都長岡京SS(京都)とウナ・プリマヴェーラFC(東京)は、それぞれ、FCボア益田(島根)、十津三里FCスポーツ少年団(高知)と対戦。ウナ・プリマヴェーラが9-2で大勝した一方で、京都長岡京は2点のビハインドを逆転できないまま1-2で敗戦。優勝を目標に見据えたチームがグループステージで姿を消すことになりました。
そのほかのグループも目の離せない戦いが続きました。グループIも1勝1分け同士の西宮サッカースクール(兵庫)と板付ウイングSC(福岡)の直接対決となりましたが、個人の技術と組織力で上回った西宮が4-2で逃げ切りました。また、危なげない戦いを見せたグループBの仁井田レッドスターズ(秋田)、ASコーフ・フットサル・クラブ(山梨)との直接対決を制したグループDのファジアーノ岡山 U-12(岡山)、全チームが初出場の中で存在感を示したグループFのS4スペランツァ(栃木)、30得点2失点と圧倒的な強さを発揮したグループGのディアブロッサ高田FC U-12(奈良)、攻撃力の高さが際立ったグループJのヴィクサーレ沖縄FCジュニア(沖縄)、レ・ブルー(広島)との接戦をものにしたグループKのマルバ茨城fc(茨城)が3連勝で勝ち上がりました。
ワイルドカードの4チームを加えた16チームが決勝ラウンド進出を決めた大会はその後、恒例となったエキシビションマッチを開催しました。元フットサル日本代表監督のアデマール・ペレイラ・マリーニョ氏、元サッカー日本代表の北澤豪氏、福西崇史氏、播戸竜二氏、元フットサル日本代表の木暮賢一郎氏、北原亘氏、鳩野大介氏、元サッカー日本女子代表の海堀あゆみ氏、原菜摘子氏、お笑いタレントのディエゴ加藤マラドーナ氏が2チームに分かれて、全48チームと対決。選手は、超豪華なゲスト陣を相手に真剣勝負を挑みました。
ラウンド16は、北海道コンサドーレ札幌が初出場のプリモ大阪に7-1、西宮がディアブロッサ高田に6-1、ブリンカールがワイルドカードの湘南フットサルクラブロコ(神奈川)に8-1、マルバ茨城がワイルドカードのプレイフル函館ジュニア(北海道2)に8-0と、4試合で5点差以上がつく試合となりました。
一方で、仁井田レッドスターズとファジアーノ岡山の試合は拮抗。前半で3-1とした仁井田レッドスターズが4-3とリードを譲らずに勝利しましたが、ファジアーノ岡山も終盤に猛チャージを見せました。
そのほか、ウナ・プリマヴェーラとの関東勢対決を制したマルバ千葉、初出場のS4スペランツァ、ヴィクサーレ沖縄との接戦に競り勝った丸亀が準々決勝へと駒を進めました。
大会最終日の12日(月・振休)は、準々決勝、準決勝、決勝が行われ、勝ち残った8チームの中から、いよいよ日本一のチームが決まります。
監督コメント
赤羽正男監督(南箕輪フットボールクラブジュニア)
今大会に初めて出場してみて、全国のレベルの高さを痛感しました。長野県の代表としてもっと勝利を挙げたかったですが、1勝止まり。それでも、最後に勝利できたので、選手は胸を張って帰れると思います。全国に出てくるチームの選手たちは、体の使い方とボールへの執着心が違いました。「ボールを奪うんだ」という気持ちに飲み込まれてしまい、そこが大きな差になっていたと感じます。焦りがトラップミスを呼び、すぐに取られてしまうという距離感を味わえたことなど、選手の今後のサッカーにも必ず生きてくると思います。
渡邊卓也監督(FC古川南)
今大会に向けて、宮城県の大崎地区フットサル委員会から週一でコーチが来てくれるなどバックアップしてもらいましたが、選手は大舞台でのプレーが初めてでガチガチでしたね。それでも大会の雰囲気としては、映像で見ていたものよりも楽しく参加できる大会だと感じました。参加チームを見て、個人としての基本的な技術がしっかりとできているところが自信を持って戦えている印象でした。細かいボールタッチなど、フットサルで学んだものが武器になれば、その技術はサッカーにも十分につながってくると思います。
前田吉弘監督(ルーツフットサルクラブ)
(ワイルドカードを懸けた最終戦は)試合の入り方が悪い負けパターンでした。自滅と相手の勢いにやられてしまいました。勝利を意識して雑になってしまってはいけないと話していましたが、個人個人でプレーして連動できませんでしたね。3年連続出場で「全国は甘くない」と分かっていたつもりでしたが、まだ準備不足でした。毎年、大会で気がつく課題などがあり、それを生かしていますが、選手も変わる中でどうやって全国で戦えるチームにできるかを考えたいですね。また来年もこの舞台に戻って来られるように頑張ります。
吉田至孝監督(湘南フットサルクラブロコ)
14人の選手を連れてきて、ベンチ登録は10人ですが、全員に大会出場を経験してもらうことができました。それと自分たちらしく戦うことで、全国で何が通用するのかを確認できました。まだまだでしたね。ただ、ラウンド16で優勝候補の相手とできたことはよかったです。フットサルをきちんと理解して、個人と組織の両方で戦ってくる相手に対して、自分たちの足りない部分を痛感しました。フットサルは、状況判断と正確な技術が身につきます。サポートやパスの質を高めることでサッカーにも生きると実感しています。
8/11(日) 大会2日目ダイジェスト
大会期間:2019年8月10日(土)~12日(月・振休)
大会会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館・屋内球技場
名古屋オーシャンズは前回王者に勝利してグループDを首位で通過~AFCフットサルクラブ選手権タイ2019~ #jfa
タイ・バンコクで行われているAFCフットサル選手権は12日、グループステージの全日程を消化しました。Fリーグ王者として出場している名古屋オーシャンズは、前回王者のメス・サンガン・ヴァルザガンと対戦しました。
すでに決勝トーナメント進出を決めている両チームの試合。得失点差では「7」の開きがあり、名古屋は勝利しなければグループの首位に立てない状況でした。そうした状況の中、GK関口優志選手、FP星龍太選手、FP吉川智貴選手、FPペピータ選手、FP星翔太選手という経験の豊富な選手たちが先発メンバーに入りました。
名古屋は何度か危ない場面もありましたが、立ち上がりから素晴らしいプレーを見せて、試合の主導権を握ります。前半8分には西谷良介選手からのパスを受けた星翔太選手が中央にボールを入れると、そこに詰めていた平田ネトアントニオマサノリ選手が1タッチでシュートを決め、先制点をもたらしました。
ハーフまで引いての守備が機能し、優勢に試合を進める名古屋は、13分にも高い位置でボールを奪った星龍太選手のシュートがGKに当たり、こぼれたところをペピータ選手が詰めて、リードを2点に広げます。前半のうちに1点差に詰め寄られましたが、リードしたままハーフタイムに入りました。
後半も名古屋は開始早々からチャンスをつくり出しますが、決定的な場面でもシュートミスが響き、点差を広げられません。すると後半8分、自陣でファウルをした星龍太選手が一発退場となってしまいます。
そして数的不利の状況で、同点ゴールを決められてしまいました。
守備の要であり、この試合では攻撃でも大きな活躍を見せていた星龍太選手を欠いた名古屋ですが、後半15分にはペピータ選手と安藤良平選手のコンビネーションから再び勝ち越しゴールを奪います。その後、首位通過を果たしたいメス・サンガンもパワープレーで反撃に出ましたが、名古屋がしっかりとゴールを守って3-2で競り勝ち、グループステージ3連勝を達成。グループD1位で決勝ラウンド進出を果たしました。
また、ベトナムのタイソンナムでプレーしている日本代表FP清水和也選手は、グループステージ最終節のナフィト・アルワサト戦でも2ゴールを記録。こちらもグループステージ3連勝でBグループの首位として、決勝トーナメント進出を決めています。
名古屋は準々決勝でグループC2位のバモスFC(インドネシア)と対戦。またタイソンナムは、グループA2位の深圳南嶺鉄狼(中国)と対戦します。両チームが勝ち上がれば準決勝で直接対決が実現することになります。
監督・選手コメント
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
選手たちの頑張りの結果、この結果を得られました。最初から最後まで戦い抜いた精神は素晴らしく、両チームともに力を出し切ったゲームになったのではないでしょうか。最後に勝つことができてよかったですし、今後も私たちが前進していくうえで、力になる試合になったと思います。次の試合も今いるメンバーで、全力で戦わないといけません。油断せず、100%を出し切らないといけない試合になってきます。
FP #7 安藤良平選手(名古屋オーシャンズ)
グループを1位通過することができて良かったです。タイに入るまで負傷のため、全体練習に合流をしていませんでしたが、頭の中では戦う準備をしてきました。(星)龍太が退場してしまったことはチームとして痛かったですが、僕はやるべき仕事を全うできたかなと思います。長時間、試合に出場できる準備はもうできています。バモスFCはカウンターの速い印象があるので、そこは警戒したいと思います。
FP #9 平田ネトアントニオマサノリ選手(名古屋オーシャンズ)
1試合目、2試合目と自分のプレーに、ほぼ納得のいかないプレーをしてしまい、ここで結果を残せたら乗れるかなと思っていたので、大会初ゴールを決めることができて、今後の試合に向けた自信になっていくと思います。先発から外れましたが、相手をしっかり見て、分析して戦うことができました。今後もチームの勝利を第一に考えて、良いプレーができるようにしたいです。そうすればゴールも自然とついてくると思います。
FP #12 清水和也選手(タイソンナム)
第1回U-20AFCフットサル選手権の時は、同じアリーナでイラク代表に負けていました。それだけにイラクのチームが相手のこの試合には、すごく気持ちが入りました。どの試合も簡単な試合はありませんでしたが、自分たちの成長を見ることができました。アジア人枠選手として、助っ人の立場でタイソンナムに加わっているので、チームを鼓舞しつつ、自分のできる範囲の精一杯をやって頑張りたいと思います。
AFCフットサルクラブ選手権タイ2019
大会期間:2019/08/07(水)~2019/08/17(土)
会場:タイ/バンコクフットサルアリーナ
EXILE CUP 2019 四国大会 リベルテSCがライバルに悲願の勝利で全国大会へ進出 #jfa
予選大会8会場目となるEXILE CUP 2019 九州大会2が8月3日(土)に沖縄県のANA FIELD 浦添で行われ、昨年を上回る48チームが晴天のもと熱戦を繰り広げました。開会式にはE-girls/スダンナユズユリーのYURINOさん、須田アンナさん、武部柚那さんが駆け付け、「ハイサイ!熱中症には気をつけて、熱い試合が見られることを楽しみにしています」と選手たちを激励しました。
予選リーグは4チームずつ12ブロックに分かれて総当たり戦を行い、各ブロックの1位チームと、2位チームの中から成績上位の4チーム、合計16チームが決勝トーナメントに進出します。沖縄県での大会に鹿児島県沖永良部島からF.CORALLO沖永良部が初出場したことも話題になりました。船で6時間を掛けて大会の前日に現地に入ったというチームは、長旅の疲れを感じさせないハツラツとしたプレーを見せていました。1分2敗と白星を手にすることはできませんでしたが、「沖縄の北部地区のチームと度々交流していたので挑戦してみようと思い大会に出場しました。またぜひ参加したい」と、来年以降の大会での初勝利に向けて意欲を燃やしていました。
1点を争う好ゲームが数多く繰り広げられた決勝トーナメントを勝ち進み、決勝戦に進んだのは名護市のFCヴォルティーダ沖縄ジュニアと、北中城村のFC SOHNOです。
開始早々の3分にFCヴォルティーダ沖縄ジュニアが相手DFを巧みにかわし先制点を奪うと、追いかけるFC SOHNOは再三のミドルシュートで揺さぶりますがゴレイロのファインセーブの前にゴールを決められず1点ビハインドで後半を迎えます。さらに圧力をかけるFC SOHNOはFKのチャンスを直接決めて試合を降り出しに戻しました。その後も続いた白熱の展開は3分間の延長戦を終えても決着はつかず、両チームの命運はPK戦に委ねられました。
お互い3本ずつをミスなく決めると、Vゴール方式で4本目以降が続きます。5人目、先行のFCヴォルティーダ沖縄ジュニアが決めると、FC SOHNOのキッカーが蹴ったボールをゴレイロが真正面でキャッチ。これにより、FCヴォルティーダ沖縄ジュニアが優勝を勝ち取りました。
FCヴォルティーダ沖縄ジュニアは9月15日に愛媛県今治市で行われる全国決勝大会に出場します。
優勝:FCヴォルティーダ沖縄ジュニア(名護市)
準優勝:FC SONHO(北中城村)
3位:志摩市サッカー少年団(宜野湾市)、城岳FC(那覇市)
次回の予選大会 北海道大会は、8月14日(水)に北海道の札幌サッカーアミューズメントパークで行われます。
優勝チームコメント
石子善章監督(FCヴォルティーダ沖縄ジュニア)
決勝では、相手の11番(目取真大智選手)はシュート力がありどんどん打ってくるので、そこをどうやって防ぐかがポイントでした。ただ、ゼロに抑えることは難しいだろうからそこばかりに集中しすぎず、自分たちからアクションをかけていこうと伝えました。その中で選手全員がボールに絡み、(ルーズボールを)早めに奪えた。勝ちたい気持ちが今回とても強かったのでそれが勝因かなと思います。2013年のチーム創設以降、これまで県大会レベルの大会では準優勝が最高成績でしたが今回優勝することができました。全国大会出場は初めてで、どのくらいのレベルかわからないですが、臆せず一戦一戦積み重ねてやっていきたいと思います。
大城伶太選手(FCヴォルティーダ沖縄ジュニア)
大きな大会で初めて優勝できて嬉しいです。PK戦に入りましたが、緊張せず楽しんでやろうと思っていたし、絶対に止めてやるという気持ちでした。相手(の最後のキッカー)が蹴った瞬間に動こうと思っていたのですが、ボールが真ん中に飛んできたので落ち着いて止めることができました。全国は「目指せ予選突破」ではありますが、去年沖縄のチームが全国3位になったのでそこを超えたいです。そして、自分は一対一の場面で抑えることを得意にしているのでそのプレーを全国でも見せたいです。
小濱フランク選手(FCヴォルティーダ沖縄ジュニア)
得意なプレーはドリブルとシュートです。パスもできたと思うけれど時間がなかったので、それなら自分から行こうと思い積極的にプレーしました。ただ自分の得点よりもチームが勝つことだけを考えていました。この大会はたくさん強いチームが集まってくるので、大会が始まるまでは怖い思いでした。それでも昨年、別のフットサルの県大会で準優勝だったので、この大会は絶対に勝ちたいという強い気持ちで臨みました。全国大会では自分がゴールを決め続けて優勝したいです。
ブリンカールFCが4大会ぶり2回目の優勝! JFAバーモントカップ第29回全日本U-12フットサル選手権大会 #jfa #バーモントカップ
JFAバーモントカップ第29回全日本U-12フットサル選手権大会は8月12日(月・振休)に最終日を迎え、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館と屋内球技場の2会場で準々決勝、準決勝、決勝を行いました。大会を通して際立つプレーを見せたブリンカールFC(愛知)が、初優勝を目指す北海道コンサドーレ札幌U-12(北海道1)を決勝で退け、2015年8月大会以来、4年ぶり2回目の優勝を飾りました。
準々決勝は、同門の出場となったマルバの2チームが奮闘しました。マルバ千葉fc(千葉)がS4スペランツァ(栃木)を9-2で破ると、マルバ茨城fc(茨城)は丸亀フットボールクラブ(香川)を相手に、井坂俊亮選手の決勝点が決まって3-2で逆転勝利。2チームそろって4強入りを果たしました。
個人技術の高さと同時に、組織力を兼ね備えた4チームが勝ち進んだ準決勝。特に2015年8月大会決勝と同カードとなったブリンカールとマルバ千葉の戦いは、ハイレベルな争いとなりました。10番を背負う宮川陸斗選手の2得点で、開始5分で2点をリードしたのはブリンカールでしたが、タイムアウトを取って落ち着きを取り戻したマルバ千葉は、篠塚怜音選手のゴールで反撃に転じました。さらに8分、左サイドから中屋光廉選手が決めて、前半のうちに追いつくことに成功。激しい球際の攻防と、ミスの少ない緊張感のあるゲームが続きましたが、後半に入って地力を見せたのはブリンカール。15分に宮川選手のハットトリックとなるゴールで勝ち越すと、試合終盤にも2点を追加して、接戦を5-2で逃げ切りました。
一方の準決勝は、北海道コンサドーレ札幌とマルバ茨城が対戦。北海道コンサドーレ札幌が8分までに2点を先行しますが、マルバ茨城はタイムアウトの直後に1点を返して反撃。しかし、その後は試合を通して北海道コンサドーレ札幌が主導権を握って、終盤に2点を加えて4-1で決着。北海道勢としては2016年大会以来、チームとしては初めての決勝へと駒を進めました。
決勝は、世代最高峰のチームを決める大会にふさわしい、レベルの高い試合となりました。先行したのはブリンカール。4分、宮川選手からの縦パスに抜け出した荻野改斗選手が、GKとの1対1を確実に決めて先制に成功します。一方の北海道コンサドーレ札幌も、いくつかの決定機をつくって迎えた8分、中央の川崎幹大選手が放ったシュートがGKに弾かれたところを、山根且稔選手がボレーで詰めて同点に追いつきました。
いずれも譲らない一進一退の攻防は後半へと突入しますが、またしても先手を奪ったのはブリンカール。右サイドで荻野選手との息の合った連係を見せた木下朝陽選手が決めて2-1と勝ち越します。これで流れをつかんだブリンカールは、17分に宮川選手がゴール正面左から決めてリードを2点に広げます。
一方、タイムアウトを取った北海道コンサドーレ札幌は残り1分、GKユニフォームに着がえた川崎選手がGKと交代するパワープレーを開始。ピッチ上で相手よりも常に数的有利な状況をつくり出せるフットサルの戦術ですが、自陣のゴールをがら空きにしてしまうリスクの高さを持つ諸刃の剣でもあります。残り22秒、その危うさを突かれる形で、相手の荻野選手にゴールを奪われて万事休す。試合は4-1でブリンカールに軍配が上がりました。
9大会連続出場という、愛知県で覇権を握るブリンカールは、常に全国大会の優勝候補に推される強豪チーム。今年1月に行われたJFA 第24回全日本U-15フットサル選手権大会でも2連覇を果たして、U-12、U-15年代でダブル優勝という快挙を達成しました。そのU-15は、ブリンカールが前回優勝した当時のメンバーです。毎年、選手が入れ替わる中でも個人技術と組織力を融合した戦いを披露して、強さを証明しました。
なお、ベストプレーヤー賞は、優勝したブリンカールからGKの荒川弘樹選手、荻野改斗選手、宮川陸斗選手が選ばれ、準優勝した北海道コンサドーレ札幌から川崎幹大選手、マルバ千葉から中屋光廉選手が選ばれ、フェアプレー賞はマルバ千葉に贈られました。
監督・選手コメント
古居俊平監督(ブリンカールFC)
U-15年代も優勝して、U-12も優勝して選手は本当にすごかった。毎年、チームの色が変わる中で、彼らが全国の舞台でどうやって戦えるようにしていくかを考え続けてやってきました。選手は、1年ごとにやり方が変わる部分に不安もあったと思いますが、しっかりとついてきて結果を出してくれました。「これで負けたら監督の責任」と伝えていましたし、今大会に臨むにあたってやれるだけのことをしてきたので、正直、不安はありませんでした。地域の選抜チームに選ばれるような選手はいないですが、そういう選手たちでも戦えることを証明してくれました。そのことは、この年代の全ての選手に夢を与えられるものだと思います。
荻野改斗選手(ブリンカールFC)
全国大会で優勝できてすごくうれしかったです。大会を通して自分たちの力を出し切れましたし、ドリブルで相手を交わしてゴールを決められたこともうれしかったです。ボールを持ったらバックパスをしないで前を向いたり、中に進入することを意識していました。サッカーではセンターフォワードをしていますが、フットサルもサッカーも同じような感覚でプレーできていますし、フットサルはすごく楽しいです。この先は、ロナウジーニョ選手やエデン・アザール選手のような、ドリブルがうまくて世界で通用する選手になりたいです。
宮川陸斗選手(ブリンカールFC)
練習で積み上げてきた成果を全国大会優勝という結果につなげられてよかったです。チーム力を上げられたからこそ優勝できたと思います。僕は、3年前から今の中学2年生の世代の中に交ぜてプレーさせてもらっていたのですが、その先輩たちが応援にもきてくれていましたし、恩返ししたいと思っていました。チームを勝たせるのがキャプテンということを意識して、点を取らないと勝たせられないのでゴールを狙っていました。全国大会優勝はすごいことですが、この結果に満足して終わるのではなく、もっと追求していきたいです。
豊川大地監督(北海道コンサドーレ札幌U-12)
前半途中にこちらに流れがきましたが、決めきれなかったのが痛かったですね。悔しかったですが、相手はフットサルの基本的なところがしっかりとしていましたし、攻撃とともに守備が固かった。こちらも策を講じましたが崩れなかった。強かったです。この舞台にJリーグの育成組織のチームが残ったことは北海道としても意味のあることだと思います。やはりフットサルがサッカーに生きると信じていますし、そのことを改めて感じる大会でした。選手たちは、この経験をどのように次に生かしていくのかが大事だと思います。
大会期間:2019年8月10日(土)~12日(月・振休)
大会会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館・屋内球技場
チケット販売概要のお知らせ~フットサル国際親善試合 9/23(月・祝)@新潟/シティホールプラザアオーレ長岡 フットサル日本代表対フットサルタイ代表~ #jfa #daihyo
チケット販売概要のお知らせ~フットサル国際親善試合 9/25(水)@愛知/武田テバオーシャンアリーナ フットサル日本代表対フットサルタイ代表~ #jfa #daihyo
2019年度フットサル2級審判員強化研修会を静岡で開催 #jfa
7月31日(水)から8月4日(日)にかけて、静岡県浜松市に全国9地域から推薦を受けたフットサル2級審判員が集まり、強化研修会を開催しました。
今年度の講義は、「動きに目的を持つこと」、「審判活動後のリカバリーや日々のトレーニング」をテーマに行われました。またJFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会の審判を担当し、試合後に映像を用いながら判定した事象を振り返り、良いところをより良くするためのディスカッションを実施しました。大会期間中は、研修会参加者が朝に前日の映像を見ながらトピックスを確認し、認識合わせをして試合に臨んでいました。今回の研修会で学んだことを各地域に持ち帰って情報共有すること、審判員としてのスキルアップを続けることを確認して5日間の研修会が終了しました。
参加者コメント
平野裕也フットサル2級審判員
今回の研修会の共通課題は、「動くことの目的を常に考える」でした。初日の講義では、判定のメカニズムや判定を見極めるにあたっての3つの要素(チャレンジの方向、タイミング、プレーの可能性)の解説、良き予測をするためのポジション修正の必要性、ピッチの各ゾーンにおける動き方や視野の取り方などを学びました。トレーニングとリカバリーについての講義では、「現状分析⇒課題の選択⇒優先順位⇒目標の設定⇒実践⇒評価」といったトレーニングのサイクルの説明や、心拍数を指標としたトレーニング計画例の紹介がありました。リカバリーについては、3つの項目(疲労物質の除去、エネルギーの補給、筋肉の修復)の手法を学び、研修期間中に実践することでその効果も体感しました。2日目以降は、全日本U-18フットサル選手権の審判を担当するなかで、なぜそのポジションへ動いたのか、そのポジションは適切だったのか、といった振り返りを重ねることで、ポジショニングの精度向上を図る良い機会となりました。また、全国各地から参加した7名の研修生とは「やらまいか!」(遠州弁で「まずはやってみよう、やってやろう」の意味)と研修初日に誓い合い、切磋琢磨しながらも、ともに学ぶ仲間として良い関係を築くことができたと思います。今回学んだ内容を日頃からともに活動する地域の審判員にフィードバックし、地域の審判員全体のレベルアップに繋げたいと思います。最後に、5日という長い期間フットサル審判に没頭する環境を整えていただいた日本サッカー協会、インストラクター、審判員の方々をはじめとした関係者の皆様に心より感謝します。
渡部真悟フットサル2級審判員
講義や実践を交えてフットサルに集中して取り組むことで学びの多い5日間になりました。特に、初日の講義の中で取り上げられていた「予測」や「動くことの目的」の重要性をレベルの高いゲームを通じて身をもって知ることで自身のレフェリングや考え方の幅も広がったのではないかと実感しています。今回の経験や学びを地域に還元していくとともに、自らもさらに次のステージに飛躍できるように努力していきます。貴重な機会をありがとうございました。
名古屋が3大会ぶりの4強進出を決める! 清水和也擁するタイ・ソンナムと準決勝で対戦 #jfa
AFCフットサルクラブ選手権は14日(水)に決勝ラウンドがスタートしました。Fリーグ王者の名古屋オーシャンズは、グループDを3連勝で終えて首位で通過し、準々決勝ではグループCで2位のバモスFC(インドネシア)と対戦しました。
キャプテンの星龍太選手を出場停止で欠く名古屋は、GKに関口優志選手、FPが吉川智貴選手、ペピータ選手、星翔太選手、西谷良介選手というメンバーで試合に入ります。開始直後にペピータ選手が放ったシュートがクロスバーを直撃し、バモスFCのゴールを脅かしましたが、その後は自陣に引いてゾーンで守る相手を、なかなか崩し切れません。何度かバモスFCにチャンスをつくられますが、GK関口選手がゴールを守り抜きます。
難しい展開を強いられた名古屋ですが、前半9分にようやく先制点を挙げます。左サイドで西谷選手から星翔太選手へ縦のパスが入ると、星翔太選手はDFを引き付けて、ペピータ選手にパス。ペピータ選手が距離のある位置から左足を思いきり振り抜くと、強烈なシュートがゴール右上に決まりました。
先制点を取ることに成功した名古屋でしたが、その後もバモスFCは統制の取れた守備を変えません。それでも前半終了間際には、自陣左サイドから吉川選手が長いボールを蹴ると、右サイドを駆け上がった安藤選手がスライディングでボールを折り返します。この動きにGKとDFが対応しようとしていたため、ボールの行き先に走りこんでいたFP平田ネトアントニオマサノリ選手は、完全にフリーの状態でパスを受け、無人のゴールにシュートを決めました。
苦しみながらも攻撃のバリエーションを見せ、前半で2点のリードを奪った名古屋は、後半もほとんどの時間を敵陣内で戦います。後半17分には左サイドを深くえぐった星翔太選手のパスから、安藤選手がミドルシュートを決めてチームの3点目を奪いました。その後、終盤に1点を返されたものの、3-1で勝利。優勝した2016年大会以来、3大会ぶりのベスト4進出を果たしています。
また、日本代表FP清水和也選手が期限付き移籍しているタイ・ソンナムFC(ベトナム)は深圳南嶺鉄狼(中国)と対戦して5-1で勝利しました。清水選手は先制点を含む2ゴール1アシストの活躍を見せ、チームの攻撃をけん引。初優勝を目指すクラブの2大会連続ベスト4進出に大きな役割を果たしています。
15日(木)に行われる準決勝では、名古屋と清水選手の所属するタイ・ソンナムが激突。名古屋にとっては前回大会の準々決勝で敗れた因縁の相手にもなります。名古屋が3大会ぶりの決勝進出を果たすのか、前回大会準優勝のタイ・ソンナムが2年連続の決勝進出となるのか、注目が集まります。
監督・選手コメント
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
戦術的に、とてもタフなゲームになりました。相手を完全に崩しきれず、内容もそれほど良かったとは言えません。ハードワークして、より戦略や戦術の細かいところを抑えてゲームに入らないといけないことを学べたゲームです。明日の対戦相手がタイ・ソンナムとなったのは予想通りでした。非常に強い相手ですので、しっかり準備して備えたいと思います。今から楽しみで、ワクワクしています。
FP #6 吉川智貴選手(名古屋オーシャンズ)
うまく相手の守備を崩せず難しい試合になりました。特に前半の最初は攻撃するのに苦しんだゲームでした。内容は決して良くありませんでしたが、こういう戦いでは勝ち上がらないといけないので、勝つことができたのは良かったです。ただ、非常に多くの課題が残った試合でした。昨年大会で敗れているので、タイ・ソンナムと戦いたいですね。自分たちのゲームをして、自分たちのフットサルを見せてしっかり勝って決勝に上がりたいと思います。
FP #14 西谷良介選手(名古屋オーシャンズ)
難しさを感じながらやっていました。昨年もバモスFCと対戦しましたが、その時のことを覚えていたので、難しくなるだろうなと思っていました。そういう意味では想定内でした。どうすればいいか、監督からの指示もありましたし、自分たちもどうしないといけないかコミュニケーションは取れていたのですが、なかなか点が取れずにフラストレーションがたまりました。昨年、タイ・ソンナムに敗れた試合では少ないチャンスで決められてしまったので、しっかり仕留めるところを仕留めて決勝に進みたいと思います。
FP #11 清水和也選手(タイ・ソンナムFC)
結果を残せていることは、すごく嬉しいです。ただゴールだけではなく、アシストもできましたし、良いチャンスもつくれているので、引き続き攻撃のアクセントになっていけたらと思います。名古屋にとっても昨年大会のリベンジマッチかもしれませんが、僕も海外移籍する前の最後の試合で名古屋に負けているので、その時のリベンジを果たしたいです。クラブも優勝を目指していますし、そのためにも絶対に勝ちたいですね。
AFCフットサルクラブ選手権タイ2019
大会期間:2019/08/07(水)~2019/08/17(土)
会場:タイ/バンコクフットサルアリーナ
名古屋が清水和也擁するタイ・ソンナムを破り、3大会ぶりのアジア制覇に王手!~AFCフットサルクラブ選手権タイ2019~ #jfa
AFCフットサルクラブ選手権タイ2019は15日(木)、バンコクアリーナで準決勝の2試合を行いました。3大会ぶりのアジア制覇を目指すFリーグ王者の名古屋オーシャンズは、日本代表FP清水和也選手を擁するタイ・ソンナムFC(ベトナム)と対戦しています。
前回大会では準々決勝で対戦し、延長戦の末に2-3で敗れていた名古屋にとっては、その雪辱を晴らす一戦でした。名古屋の先発は、GK関口優志選手、出場停止明けのキャプテンFP星龍太選手、FP吉川智貴選手、FPペピータ選手、FP星翔太選手です。一方、タイ・ソンナムではここまで大会通算7得点を挙げて大会得点ランクでトップに立つ、FP清水和也選手が先発していました。
開始直後にペピータ選手が放ったシュートがクロスバーを直撃した名古屋は、終始、攻勢に試合を進めることとなります。前日のバモスFC(インドネシア)戦(〇3-1)では、引いた相手に対して思うようなフットサルが展開できなかった名古屋でしたが、この試合では序盤からプレッシングがハマり、自分たちの狙いとするフットサルが展開できました。
前半5分には、左サイドから吉川選手がドリブルで仕掛けてボールを前線へ運び、折り返します。これを受けたペピータ選手が左足でGKのニアサイドを抜くシュートを決めて、チームに先制点をもたらしました。
今大会通算6得点目を決めた元ブラジル代表選手の勢いは、止まりません。アグレッシブなプレッシングでタイ・ソンナムの選手たちにプレッシャーをかけてボールを奪い、何度もチャンスに絡んでいきます。そして前半16分には、ハーフウェーライン付近から吉川選手が前方に入れた浮き球のボールに反応し、利き足とは逆の右足でシュート。このシュートが再びゴールに決まり、名古屋がリードを広げました。
後半に入っても名古屋の守備は安定し、清水選手にほとんどボールが入らない展開が続きます。清水選手もポジションを変えながらなんとか攻撃を組み立てようとしますが、名古屋の寄せが上回る時間帯が続きました。
ところが後半6分、攻撃をビルドアップしようとしたところでパスミスが生じてしまい、相手にセットプレーを与えてしまいます。ここから1失点を喫して1点差に詰め寄られました。
粘り強く戦ってくるタイ・ソンナムに苦しめられた名古屋でしたが、後半13分には橋本優也選手のドリブルを止めようとした相手選手が2枚目の警告を受けて退場となります。これで数的優位を得た名古屋は、星翔太選手が追加点を挙げて3-1としました。その後、タイ・ソンナムはパワープレーに出てきましたが、名古屋は集中を切らさずにリードを守り抜き、3-1で勝利。前回大会の雪辱を晴らして、見事に決勝進出を決めました。
ここまで予選から全試合勝利を収めてきた名古屋オーシャンズ。決勝ではグループステージでも対戦したメス・サンガン・ヴァルガザンと対戦することになりました。果たして4度目のアジア制覇を成し遂げることができるか、注目の一戦は17日(土)日本時間20時にキックオフを迎えます。
監督・選手コメント
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
タフで非常に難しいゲームでしたが、今はとても嬉しい気持ちでいます。両チームがしっかりとフットサルに取り組んだチームだったため、戦術的、戦略的な駆け引きが非常に多くあった試合になりました。私たちは次の決勝戦のために戦ってきました。決勝では全力を出し切れたチームが勝つでしょう。一つひとつの球際の勝負、一つひとつのディフェンス、すべてを出し切り、悔いのないようにしたいと思います。
FP #6 吉川智貴選手(名古屋オーシャンズ)
僕だけじゃなくて、みんな昨年負けた悔しさをもっていましたし、気持ちのこもった良いゲームができたなと思いました。試合の入りから強く行きながらも、そのテンションを常に保てるように意識して試合に臨みました。清水和也選手もしっかりと抑えることができました。彼だけを意識したわけではありませんが、一番気を付けないといけない選手だったので、できるだけそこにボールを入れさせないように戦えました。メス・サンガンには予選で勝っているので、さらに難しい試合になると思いますが、楽しみたいと思います。
FP #7 安藤良平選手(名古屋オーシャンズ)
僕たちは二度と同じ相手に負けないということを、証明できて良かったです。どの相手に対しても、名古屋オーシャンズはディフェンスで主導権を握れるチームです。前回大会で負けた相手と1年ぶりに戦えるということで、非常に気合いが入っていました。後半、少し相手にリズムを作られた時間帯も、しっかりと耐えることが出来ました。決勝戦はどちらが来たとしても勝つだけです。
FP #12 清水和也選手(タイ・ソンナムFC)
悔しいですね。想像以上に名古屋オーシャンズの圧力を感じました。今大会で一番の圧力でしたし、前線で待っていてもボールが来ない状況が続きましたし、その流れを止めようとして降りてきても裏のスペースを消されていたので、やりたい攻撃が全然できませんでした。今日の試合はゴールが遠かったですが、幸いにもまだ3位になることができるチャンスが目の前にあるので、すぐに気持ちを切り替えて、最後の1試合に集中をしたいと思います。
AFCフットサルクラブ選手権タイ2019
大会期間:2019/08/07(水)~2019/08/17(土)
会場:タイ/バンコクフットサルアリーナ
8月17日(土)12時よりファミリーマート先行販売を開始!~フットサル国際親善試合【9/23(月・祝)@新潟、9/25(水)@愛知】~ #jfa #daihyo
9月23日(月・祝)に新潟/シティホールプラザアオーレ長岡で、9月25日(水)に愛知/武田テバオーシャンアリーナで開催する「国際親善試合フットサル日本代表 vs フットサルタイ代表」のファミリーマート先行販売(先着順)を、8月17日(土)12:00~8月23日(金)23:00に実施します。
ファミリーマート先行販売(抽選制)
申込期間
8月17日(土)12:00~8月23日(金)23:00
お申込み方法
インターネット予約 (PC/携帯電話共通)
eplus.jp/fm-jfa/
※インターネットでのお申込みには、イープラスの会員登録(無料)が必要です。
※1回のお申込みで、お1人様1席種のみ8枚までお申込みできます。予定枚数に達し次第、受付終了となります。
※新潟会場アリーナ席のお取り扱いはありません。
チケット先行販売に関するお問合せ
(お問い合わせ専用電話。チケットのご予約は承れません)
e+(イープラス)カスタマーセンター:0570-06-9919(10:00~18:00)
国際親善試合
[ 第1戦 ] 2019/09/23(月・祝) 14:00キックオフ(予定)
対タイ代表(新潟/シティホールプラザアオーレ長岡)
[ 第2戦 ] 2019/09/25(水) 19:30キックオフ(予定)
対タイ代表(愛知/武田テバオーシャンアリーナ)
EXILE CUP 2019北海道大会 熱戦を勝ち抜いたJSNサッカークラブが全国大会へ #jfa
EXILE CUP 2019予選大会の9会場目となる北海道大会が8月14日(水)に札幌サッカーアミューズメントパークで行われ、本地区では過去最多となる52チームが集結して北海道の夏らしいさわやかな晴天のなかで熱戦を繰り広げました。開会式には大会アドバイザーの岡田武史JFAシニアアドバイザーをはじめ、THE RAMPAGEのRIKUさん、劇団EXILEの小野塚勇人さん、Flowerの重留真波さん、MABUさんが駆け付けました。岡田氏は「第1回から『EXILE CUP』に携わってきましたが、今ではこの大会の出場者から、年代別の日本代表選手も出始めています。サッカーは勝ち負けももちろん大事ですが、楽しむことが何よりも大切。今日は大いに楽しんでください!」と選手たちにメッセージを送りました。
予選リーグは4チームずつ13ブロックに分かれて総当たり戦を行い、各ブロックの1位チームと、2位チームの中から成績上位の3チーム、合計16チームが決勝トーナメントに進出します。予選リーグで注目されたのは、初戦で13点、第2戦は16点と圧巻の攻撃力を見せたASARI Football CLUB(小樽市)と、直近の全国大会に北海道代表として出場した強豪のプレイフル函館ジュニア(函館市)。最終戦で激突した両チームは、試合後半に一挙3得点を挙げたASARI Football CLUBが4-1で勝利を飾り、3連勝で決勝トーナメント行きを確定、プレイフル函館ジュニアも2位通過を決めました。
決勝トーナメントでは各チームが持ち味を生かして白熱した展開になりました。その中で決勝戦へ進出したのは、JSNサッカークラブ(札幌市)と予選2位通過から地力を発揮して勝ち上がったプレイフル函館ジュニア。互いに惜しいシュートを連発するなか、JSNサッカークラブが相手ゴール前に攻め込んで先制のチャンスをものにした後は、プレイフル函館ジュニアのコーナーキックやキックインを生かした多彩な攻撃に苦しめられながらも、体を張ってゴールを守りきり前半を1-0で折り返しました。
後半開始早々にも連動した追い込みでボールを奪取したJSNサッカークラブがそのままドリブルで右サイドを持ち上がると、豪快にシュートを突き刺して待望の追加点を決めます。さらに終了間際にも、プレイフル函館ジュニアの猛攻を振り切り、カウンターからきれいに押し込んで3-0とし、JSNサッカークラブが同大会初優勝を飾りました。チームは9月15日(日)に愛媛県今治市で行われる全国決勝大会に進出します。
優勝:JSNサッカークラブ(札幌市)
準優勝:プレイフル函館(函館市)
3位:Shiraoi Football Club(苫小牧市)、FC Kitago PIVO(札幌市)
次回の東海大会は、8月18日(日)に岐阜県の長良川競技場で行われます。
優勝チームコメント
小門裕太監督(JSNサッカークラブ)
今季のチームは一人ひとりの技術のレベルが高く、チームワークの面でもかなり良く仕上がっていると思います。一方で精神的に少しもろい部分があり、プレッシャーがかかる大事な場面でしっかり力を出せるかが課題でした。今大会でも試合運びに波はありましたが、強豪ぞろいの決勝トーナメントを勝ち抜いて、優勝という結果を残せたのは大きな自信になるはず。9月の全国大会は名だたる強豪と真剣勝負ができるチャンスなので、北海道代表としていい試合ができるように、しっかり準備をして臨みたいと思います。
西村泰志選手(JSNサッカークラブ・キャプテン)
全試合を通じて、チームとしての出来は良かったと思いますし、手ごたえを感じました。緊張する場面でも「楽しんだモン勝ち!」の精神で、思い切って勝負できたところが良かったと思います。全国大会は初出場になりますが、基本のボールコントロールがまだまだなので、9月に向けて修正していきたいと思います。
下島晴人選手(JSNサッカークラブ)
サッカーでのポジションはセンターバックなので、フットサルでもボールカットからそのままシュートまで持っていくプレーが得意です。優勝という結果には満足ですが、細かい部分のつなぎや後半に体力がもたないという課題も見えました。全国大会に向けて基本となる体力づくりとコントロールを磨きたいと思います。
株本琉杏選手(JSNサッカークラブ)
最初はフットサルならではのコートの広さやパスの速さの感覚がなかなかつかめなくて苦戦しましたが、試合を重ねながらうまく改善できたと思います。どこからでも、どんな状況でも、常にシュートを狙っていくのが持ち味。攻守の切り替えのスピードとフィジカルをさらに鍛えて、全国大会でも活躍したいです。
名古屋オーシャンズが史上最多4度目のアジア制覇 6戦全勝で優勝~AFCフットサルクラブ選手権タイ2019~ #jfa
AFCフットサルクラブ選手権は17日(土)に3位決定戦と決勝戦が行われました。3年ぶりのアジア制覇を目指して大会に乗り込んだFリーグ王者の名古屋オーシャンズは、決勝でメス・サンガン・ヴァルガザン(イラン)を破り、史上最多となる通算4度目の大会制覇を成し遂げました。
グループステージでも対戦して、3-2で勝利していた前回王者のメス・サンガンとの決勝戦。そのリベンジに燃える相手との決勝に名古屋はGK関口優志選手、星龍太選手、吉川智貴選手、ペピータ選手、星翔太選手というスタメンで臨みました。
序盤から名古屋はボールを保持し、相手ボールになったらすばやく攻守を切り替えて相手に攻撃の形を作らせず、試合の主導権を握ります。これまで球際の戦いではイランの屈強な選手たちが優位に立つことが多かったなか、名古屋の選手たちは1対1でも負けません。
迎えた前半7分、名古屋は右サイドでボールを受けた水谷颯真選手が縦に突破します。2人のディフェンダーが寄せてきて一度はボールのコントロールを失った水谷選手でしたが、すぐにルーズボールを回収。「自分でシュートを打とうと思っていたが、平田選手の呼ぶ声が聞こえました」と、同じく下部組織育ちの平田ネトアントニオマサノリ選手にパスを出します。このボールを受けた平田選手は、冷静にDFとGKをかわし、左足でシュートをゴールに突き刺しました。
この試合を最後にクラブを離れ、ポルトガルのADフンダオへ期限付き移籍することとなっている平田選手のゴールで先制した名古屋は、その後も堅守を見せます。前線の選手たちがしっかりとパスコースを限定し、相手のエースであるイラン代表FPジャビッド選手にボールが入ると、星龍太選手や安藤良平選手が体を張った守備で自由を与えません。このまま前半は1-0と名古屋がリードして折り返します。
後半も両チームの激しいぶつかり合いは続きます。チャンスを生かしきれず、追加点を挙げることができなかった名古屋でしたが、後半13分にチームの武器であるセットプレーから追加点を挙げます。吉川選手の浮き球のパスに対して、安藤選手がペナルティーエリア外から得意のボレーシュートを放ちます。密集から抜けてきたボールにイラン代表GKサミミ選手も反応しましたが、このシュートが決まって名古屋がリードを2点に広げました。
その後、メス・サンガンがパワープレーを仕掛けますが、GK関口選手を中心とした名古屋の守備は堅く、イラン王者にゴールを許しません。逆に名古屋は何度かパワープレー返しで3点目を狙いましたが、関口選手のシュートがポストを叩くなど、惜しくもゴールはなりません。それでも名古屋は最後までリードを守り抜き、2-0で勝利。3大会ぶり4度目の優勝を果たし、日本国内で「絶対王者」と称されるクラブが、その強さをアジアでも見せつけました。
3位決定戦では、日本代表の清水和也選手が所属するタイ・ソンナム(ベトナム)がAGMK FC(ウズベキスタン)を6-4で破り、3位になりました。この試合でハットトリックを達成した清水選手は、6試合で10得点を挙げて大会得点王に輝いています。大会MVPには名古屋の吉川選手が選出されており、個人賞を日本人が独占することとなり、日本フットサルの大きな前進を印象付ける大会となりました。
監督・選手コメント
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
優勝という結果を得られたことを嬉しく思います。まずは選手たちに感謝をしたいと思います。すべての試合が非常に難しいもので、一つひとつの試合を戦うごとに成長できました。それが優勝のカギになったと思います。またコーチングスタッフ、この巨大なクラブに関わるすべての人たち、今回も日本に残って働いてくれている方々もいます。彼らにも感謝をしたいです。そして会場で、日本から応援を続けてくださったファンの方々にも感謝します。
FP #6 吉川智貴選手(名古屋オーシャンズ)
予選から非常に難しい試合が続き、簡単なゲームは一つもありませんでしたが、こうして優勝することができて満足しています。チームを支えてくれたサポーターをはじめ、関わる人すべてが一丸となったことで優勝できたと思います。MVPに関しても、自分一人の力では間違いなく取れなかったものです。自分はゴールゲッターのポジションでもないので、こういう賞はなかなかいただけないので、非常に嬉しいです。関わってくれているすべての人に、感謝をしたいと思います。
FP #9 平田ネトアントニオマサノリ選手(名古屋オーシャンズ)
ゴールは水谷颯真選手が、サイドで頑張ってくれて、ボールを呼んだらパスを出してくれました。GKをかわす形は練習からよくやっていたので、それがここに来て出せたのは嬉しかったです。どの試合でも勝つという気持ちで臨んでいたので、この試合も最後だからと特別な感じではなく、気合いを入れて臨みました。試合終了の時は、優勝の喜びより、長い間お世話になった名古屋を離れる寂しさで涙が出ましたね。この大会を優勝できて、一つ恩返しができたかなと思います。
AFCフットサルクラブ選手権タイ2019
大会期間:2019/08/07(水)~2019/08/17(土)
会場:タイ/バンコクフットサルアリーナ
ブルーノ・ガルシアのフットサル道場 vol.1「柔道で学んだことは今でも役に立っている」 #jfa #daihyo
必見「フットサル道場」!
機関誌『JFAnews』で連載中のブルーノ・ガルシアフットサル日本代表監督のコラムをJFA.jpでもお届けします。フットサルの魅力や指導法など、フットサルだけでなく、サッカーにも通じるポイント満載です。
※本コラムはJFAnews2017年4月号に掲載されたものです
20歳のときに人生最大の決断
私がフットサルと出会ったのは、確か6歳のときだったと思う。故郷のラ・コルーニャ(スペイン)ではストリートサッカーが盛んで、サッカーやフットサルは人々の生活の一部だった。自分も毎日のようにボールを蹴っていたが、少年時代はフットサルの傍ら、JUDO(柔道)にも打ち込んだ。小学校に入学する前、母と自宅近くの道場に行ったことがきっかけで、柔道にのめり込んだのだ。
自分で言うのもなんだが、なかなかの腕前だった。得意技は双手背負い投げ。10代の頃は日本でいう全国大会のほかに国際大会にも出場した。指導者から「スペイン代表として、オリンピック出場を目指せる」とも言われていた。
フットサルへの情熱も抱き続けていた。柔道の遠征で家を空けることが続き、思い通りに時間が使えない中でも、暇を見つけてはボールを蹴っていた。遠征が終わって家に帰ると、近所で開催されていたマラソン・フットサルという(朝から晩まで行われている)イベントにも顔を出した。
20歳を迎えた大学1年生のとき、人生を左右する転機が訪れる。肩にけがを負い、手術を受けることになったのだ。オペの後は苦しいリハビリの日々。それ以上につらかったのが、けがによって肩の可動域が狭くなり、戦い方を変えなければならないということだった。
「今からスタイルを180度変えることはできるのか」。自分に問いかけ、悩んだ末にフットサルに転向することを決断した。そして、地元のセミプロのクラブ、オ・パウルーロに所属しながら大学に通うことになった。
気持ちは切り替わっていた。というのも、大学では教育学科に在籍しており、教員免許を取得したら団体競技の指導者になりたいと思っていたからだ。大学では、指導者になることをイメージしながら勉強した。サッカーの指導者資格の取得を目指しながらフットサルに打ち込み、クラブではフットサルの指導を学んだ。そして1998年、大学卒業時に所属先のオ・パウルーロから「監督のアシスタントとして働かないか」と打診された。これがフットサルの指導者として第一歩を踏み出すきっかけとなった。
アシスタント時代はクラブの育成部を担当する傍ら、高校の体育教師も務めた。多忙な日々が4年ほど続いた後、26歳のときにスペイン2部のフェネ・エソル・ボアンダンサに監督就任の話を持ち掛けられる。このオファーを受け、指導者として生きる決意をした。
道場からフットサルコートに活動の場を変えて20年以上が経つが、「フットサルへの情熱は全く変わらない」と話す
集団競技で重宝される個人競技のマインド
プロの監督になってから、スペインはもちろん、中国、ペルー、ベトナム、そして今回は日本とさまざまな場所でフットサルを指導する幸運に恵まれている。
国外で生活する上で、自分なりのルールを設けてきた。その土地の歴史や文化をスペインと比較しないということだ。自分の国ではこうだったという考え方を捨てなければ、訪問先の風土を理解することはできない。「郷に入れば郷に従え」ということわざの通り、異なる国や文化を理解しようとする姿勢が人間を豊かにすると思う。
もちろん、国が変わっても変わらないものがある。目標を達成するためには入念な準備が必要で、指導者は「十分に準備できた」と選手に感じてもらわなければならない。指導者にとって、引き出しが多いに越したことはなく、私がこれまでに多くの国で指導してきた経験が日本でもプラスに働くと信じたい。経験といえば、冒頭の柔道もそうだ。
柔道は個人競技なので、フットサルのようなチームスポーツとは全く関係がないように思われがちだが、そんなことはない。チームを形成するのは個人で、柔道のような個人競技は、他人に依存せず、自分の力だけで物事をやり切る力や、言い訳しないことの大切さを教えてくれる。独立心や、やり切る力はチームスポーツにおいて「違い」を生み出す貴重な要素で、それが分かっただけでも、柔道で学んだことは今でも役に立っていると言える。
日本とは縁がある(と思っている)。そこで指導に携わる幸運を感じながら、今後はフットサルの楽しさを伝えていきたい。読者の皆さんに少しでもフットサルに親しみを持ってもらい、それに没頭できるように、余すところなくその魅力を語っていこうと思う。
3位すみだが9発快勝!上位チームがそろって勝点を獲得~Fリーグ2019/2020 ディビジョン1第13節~ #jfa
8月16日(金)から18日(日)の3日間、Fリーグ2010/2020 ディビジョン1第13節の5試合が行われました。
2位のバサジィ大分がホームに迎えたのは、前節名古屋オーシャンズに勝利して勢いに乗るエスポラーダ北海道。6分、芝野創太選手のゴールで大分が先制に成功すると、直後には大分が右サイドから上げた早いクロスを北海道がオウンゴール。大分が2点をリードします。2失点後すぐにタイムアウトを取った北海道は7分、木村優太選手の得点で1点を返しますが、大分も譲らず追加点を挙げ、激しい攻防を展開します。前半終了間際、堀米将太選手のゴールで1点差に迫った北海道は、後半まずは追いつきたいところでしたが、上位の貫禄を見せる大分が2点を追加し、5対2で勝利。首位・名古屋オーシャンズがAFCフットサルクラブ選手権出場により9月に第13節を行うため、大分は暫定首位に順位を上げました。
上位3チームが出場するプレーオフを目指し、上位をキープしたい3位のフウガドールすみだは最下位のボアルース長野と対戦しました。2試合連続で引き分けに持ち込む粘り強さを見せる長野に対し、「どんどん調子を上げていることは感じていたので、しっかりと準備をしてきた」と須賀雄大監督が話したとおり、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けるすみだ。チームの連係の良さから宮崎曉選手がゴールし、開始わずか1分3秒で先制に成功すると、6分にはガリンシャ選手の追加点でリードを広げます。さらに追加点を挙げ、3対0で迎えた後半もすみだの勢いは衰えず、積極的に長野ゴールに迫ります。上福元俊哉選手の得点でリードを4点に広げるすみだに対し、長野も仲條正祥選手のゴールで1点を返します。しかしそのわずか8秒後、すみだは再び追加点を挙げ、その後も4得点を重ねます。すみだは長野のパワープレーにも集中した守備でしのぎ、9対2で快勝。すみだは次節でAFCフットサルクラブ選手権を制した名古屋オーシャンズと対戦します。
ホセ・フェルナンデス監督が退任し、清水誠新監督が指揮を執ったヴォスクオーレ仙台は、決定力不足に苦しむバルドラール浦安を相手にコンスタントに得点を重ね、4対2で勝利。清水監督の初陣を勝利で飾りました。
第14節は8月23日(金)から25日(日)の3日間で行われます。23日(金)は、東京都・大田区総合体育館で今季唯一のFリーグ開催。Fリーグ選抜対立川・府中アスレティックFC、フウガドールすみだ対名古屋オーシャンズの2試合が行われます。この試合はJ SPORTS4での生中継も予定されています。
その他の試合結果・日程はこちら(Fリーグ公式サイト)をご覧ください。
監督コメント
須賀雄大監督(フウガドールすみだ)
長野がどんどん調子を上げていることは、スカウティングの映像やこの2試合で引き分けている結果からも感じていたので、しっかりと準備をしてきました。自分たちの強みである部分への甘さも出始めていた時期で、長野はそういったところを突いてくるチームです。いい中断期間を過ごせましたし、そのことが結果に表れたと思います。お盆期間の中、素晴らしい会場の雰囲気を作ってくださったお客さんの前で熱狂的な試合ができたらと思っていたので、9得点できたこともよかったです。
横澤直樹監督(ボアルース長野)
試合前の分析から、すみだが3位以上の実力を持つチームだと分かっていたので、厳しい戦いを予想して練習をしてきました。首位争いをしているバサジィ大分や名古屋オーシャンズに近いような雰囲気と力強さ、勝負強さを肌で感じた試合でした。その相手に対して1対1を果敢に仕掛けましたが、ボールの奪われ方が悪く、相手にカウンターの状況を与えすぎたことが敗因だと思っています。ただ、そういった部分は試合で体感した選手しか分からないことなので、チーム全体でもう一度確認をして、次節のホームゲームでは初勝利を目指して戦いたいと思います。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1
開催期間:2019年5月25日(土)~2020年1月13日(月・祝) 全33節/198試合
フットサル日本代表候補 トレーニングキャンプ(8/26-28@刈谷)メンバー・スケジュール #jfa #daihyo
スタッフ
監督:ブルーノ・ガルシア(公益財団法人日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:木暮 賢一郎 コグレケンイチロウ(公益財団法人日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:鈴木 隆二 スズキリュウジ(公益財団法人日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
GKコーチ:内山 慶太郎 ウチヤマケイタロウ(公益財団法人日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
フィジカルコーチ:下地 達朗 シモジタツアキ(公益財団法人日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
選手
GK
ピレス・イゴール(ペスカドーラ町田)
檜山 昇吾 ヒヤマショウゴ(シュライカー大阪)
関口 優志 セキグチユウシ(名古屋オーシャンズ)
FP
森岡 薫 モリオカカオル(ペスカドーラ町田)
星 翔太 ホシショウタ(名古屋オーシャンズ)
西谷 良介 ニシタニリョウスケ(名古屋オーシャンズ)
滝田 学 タキタマナブ(ペスカドーラ町田)
皆本 晃 ミナモトアキラ(立川・府中アスレティックFC)
森 洸 モリヒカル(バサジィ大分)
仁部屋 和弘 ニブヤカズヒロ(バサジィ大分)
芝野 創太 シバノソウタ(バサジィ大分)
吉川 智貴 ヨシカワトモキ(名古屋オーシャンズ)
田口 元気 タグチゲンキ(フウガドールすみだ)
森村 孝志 モリムラタカシ(ヴォスクオーレ仙台)
田村 友貴 タムラユウキ(シュライカー大阪)
室田 祐希 ムロタユウキ(ペスカドーラ町田)
加藤 未渚実 カトウミナミ(シュライカー大阪)
堀米 将太 ホリゴメショウタ(エスポラーダ北海道)
新井 裕生 アライユウセイ(立川・府中アスレティックFC)
スケジュール
8月26日(月) | 17:30 | トレーニング (ウィングアリーナ刈谷) ※一般公開 |
---|---|---|
8月27日(火) | 10:00/17:30 | トレーニング (ウィングアリーナ刈谷) ※一般公開 |
8月28日(水) | 10:00 | トレーニング (ウィングアリーナ刈谷) ※一般公開 |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
フットサルU-18タレントキャラバン九州地区を熊本県で開催 #jfa
将来のフットサル日本代表選手を育成・強化する「フットサルU-18タレントキャラバン」を8月12日、熊本県・熊本国府高校で実施しました。
JFAでは、2018年度より日本代表コーチングスタッフによる9地域巡回指導を行っており、日本代表コンセプトの共有、トレーニング実践を通じて、育成年代選手の育成・強化に努めています。2019年度も8月12日の九州地区を皮切りに、全国9地域で実施します。
九州地区では、主に熊本国府高校とエンフレンテ熊本から19名の選手が参加しました。鈴木隆二U-20フットサル日本代表監督は、初優勝したAFC U-20フットサル選手権イラン2019でのエピソードも交えながら、「ファミリー=最後に帰ってこれる場所、シンクロ=同調するこの大切さ、常に前のめり」というチームフィロソフィーを紹介し、「今日という時間を積極的なものにしよう」と選手に伝えました。トレーニングでは、実際に日本代表やU-20日本代表が行っているトランジションの攻守のトレーニングを実践。最初こそ、遠慮がちな選手でしたが、時間が経つに連れ、質問も増え、選手同士の声がけも増えて、熱を帯びたトレーニングとなりました。
当日は指導者を対象としたリフレッシュ研修会も併催され、県内外からフットサルのみならずサッカーの指導者が受講しました。この研修会には選手も参加し、指導者がどういう考えで選手を指導しているのか、鈴木監督の話に熱心に聞き入っていました。鈴木監督は「勝利を呼び込むチーム」というテーマで、AFC U-20フットサル選手権などの映像を用いながら、大会までの道のりや本大会でのエピソードを紹介しました。
参加選手コメント
満田啓太選手(熊本国府高校)
練習を通して自分の強みである声出しの部分はいつもと変わらずできたので良かったと思います。監督の言っていることを理解し、戦術メモリーを増やして、色々なタイプの監督でもスタメンでプレーできるようにしていきたいです。
橋戸雄哉選手(エンフレンテ熊本)
今日は、2対1と3対2の守り方、相手コーナーからの素早いカウンターを重点的に教えてもらいました。日本代表のコーチングスタッフに教えてもらう機会はなかなか無いので、今日学んだことを活かしながら今後の練習や試合に取組んでいきたいです。
指導者コメント
錦戸蓮先生(熊本国府高校)
今回、フットサルU-18タレントキャラバンを熊本国府高校で開催いただき、また、当校から10選手がトレーニングメンバーとして参加させていただきありがとうございました。チームとしては遠征を終えたばかりで、課題も見え、目標を一つにして、みんなで同じ方向を向いて頑張っていこう!というタイミングでした。このような機会に触れ、選手としても勉強になり、やる気や向上心がさらに生まれたのではないかと思います。
一指導者としては、トランジションという失点の多い場面での守備のトレーニングを行っていただき、今まで大まかにしか守り方を教えられていなかったのが、今回のトレーニングでどのように守れば良いのかの一つのスタイルを知ることができ本当に良い勉強の機会になりました。チームの指導に戻ってもチームで一つの形を作るために生かしていきたいと思います。これからも指導者として、チームの一人として学び続けたいと思います。
與那城朝將コーチ(エンフレンテ熊本)
リフレッシュ研修会では、U-20日本代表が活動に十分な時間を取れない中でも結果を出さなければならない、そのためにどう取組んだのかを聞けて良い機会となりました。どんなチームにしていきたいのかを最初に明確に伝え、ピッチ内外でも選手自身が自ら動き、考えさせることが試合にもつながり、大事だと改めて知ることができました。
第15回全日本大学フットサル大会が8月23日に開幕 #jfa #JYD
第15回全日本大学フットサル大会が8月23日(金)に大阪府の岸和田市総合体育館で開幕します。大会は25日(日)まで行われ、本年度の大学フットサル日本一のチームが決まります。
今大会には全国各地の予選を勝ち抜いた12チームが出場します。その内訳は、9地域サッカー協会から各1チーム、開催地の大阪府サッカー協会から1チーム、前回大会予選参加チーム数上位2地域の関東と九州から各1チームです。
そして今大会からは、大会の形式が変わります。これまでは1次ラウンドを行った後にノックアウト方式の決勝ラウンドが行われましたが、今大会からは1回戦からノックアウト方式で順位を決します。また、1回戦、準々決勝の敗者戦が行われ、準決勝の敗者同士による3位決定戦も開催されます。全日本フットサル選手権同様に一発勝負となることから、よりスリリングな戦いが繰り広げられるでしょう。
本大会の東西大会が統合された2007年以降、これまで関東勢が6度、関西勢が5度の優勝を飾っており、今大会もこの2地域の大学を中心に優勝が争われることが予想されます。3連覇中の順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシーが、関東大会で敗退したため、今年は新王者が誕生することになります。
その関東大会を制し、2年ぶりの出場を果たした多摩大学体育会フットサル部(関東1/東京)は、優勝の有力候補でしょう。東京都大会決勝では、前回大会で準優勝となった慶應義塾大学ソッカー部を激闘の末に破っており、初の全国制覇へ着実に近づいています。また、関東大会で順天堂大を破った関東第2代表の桐蔭横浜大学フットサル部(神奈川)には、Fリーグの立川・府中アスレティックFCでも活躍をしているFP堤優太選手も所属しており、その活躍にも注目が集まります。
また、過去3大会連続でベスト4に進出している開催地代表の大阪成蹊大学フットサル部には、今年6月にイランのタブリーズで開催されたAFC U-20フットサル選手権イラン2019にU-20日本代表の一員として出場し、見事に優勝を果たしたFP橋本澪良選手が在籍しています。アジアの舞台で活躍した橋本選手が、悲願の優勝を目指す大阪成蹊大で、どのようなプレーを見せてくれるでしょうか。また、過去4度の優勝を誇る神戸大学フットサル部フォルサゲレイラ(関西/兵庫)も、激戦区である関西予選を勝ち抜き、3年ぶりの出場を果たしました。
年々、レベルが上がっている本大会。ダークホースとなるチームが現れるのか、常連チームが結果を残すのか。大学生フットサル選手が、全てをかけて臨む3日間の熱戦から目が離せません。
第15回全日本大学フットサル大会
大会期間:2019/08/23(金)~2019/08/25(日)
会場:大阪府/岸和田市総合体育館
ブルーノ・ガルシアのフットサル道場 vol.2「コンフォートゾーンを脱出せよ!」 #jfa #daihyo
必見「フットサル道場」!
機関誌『JFAnews』で連載中のブルーノ・ガルシアフットサル日本代表監督のコラムをJFA.jpでもお届けします。フットサルの魅力や指導法など、フットサルだけでなく、サッカーにも通じるポイント満載です。
※本コラムはJFAnews2017年6月号に掲載されたものです
問題を放置すると成長の妨げになる
この世に不安や劣等感、コンプレックスを抱いたことがないという人はいるだろうか。どんなにポジティブな人も不安の一つくらいは持ったことがあるはずだし、今は全てが順風満帆でも、数年後には苦境に立たされるようなことがあるかもしれない。地位や名誉、職業や性別、年齢に関係なく、誰もがネガティブな気持ちになったことはあるだろう。
先日、フットサルA級コーチ養成講習会で講師を務めたとき、こんな質問を受けた。
「ドリブルもパスも上手なのに、シュートが決まらないという選手とどう向き合うべきか」。決定力不足というコンプレックスを克服できるかという問いかけだった。
世界に目を向けると、ワールドクラスと呼ばれる点取り屋は、アルゼンチンやウルグアイ、ブラジルなど南米出身者であるケースが多い。私自身、南米で指導していて気が付いたことがある。彼らの多くが、フットボールは貧困から抜け出す手段と捉えているため、選手の間には常にサバイバル精神が充満していた。点を取らなければ、生活していけない。そんな状況にある選手のゴールへの執着心、ボールを持ったときの集中力はすさまじく、指導者として刺激を受けたものだ。
日本の場合、生活水準が南米より高く、食事にも困らない。とはいえ、「生活水準が高いから選手のハングリー精神が削がれ、決定力が低くなる」と結論付けるのは、短絡的すぎる。そもそも、ハングリー精神=貧困からくるもの、とは言い切れない。日本にも得点への飢餓感を強く持った選手はいる。決定力不足解消のカギの一つは、こうした選手を増やすことではないだろうか。
ハングリーで、成長にどん欲な選手を育てるには、彼らを「コンフォートゾーン(居心地の良い場所)」から抜け出させる必要がある。得意なポジションやプレーにこだわるなという意味ではない。苦手なものに直面したとき問題を放置すること、課題を示されたとき「自分にはできないから仕方がない」と見切りをつけることがコンフォートゾーンであり、成長の妨げになる。
選手の弱点を克服させるのは指導者であり、保護者の仕事。だからこそ、指導者には忍耐力と工夫が必要になる
(写真はフットサルA級コーチ養成講習会のひとコマ)
大人の我慢と工夫が子どもの人格を形成する
コンフォートゾーンは、日本風に言うと「ぬるま湯」にあたる。選手がコンフォートゾーンから抜け出し、苦手なものを克服する習慣をつけるにはどうすればいいか。選手の保護者と指導者による、教育と育成が肝になる。
私にも子どもがいる。自分の経験に基づいて、「これはやっておいた方がいい」と子どもに勧めるのだが、断られることがある。子どもが言うことを聞かないときは少し我慢して、工夫するように心がけている。
例えば、果物が苦手な子がいるとする。「果物には栄養があるよ」と言っても、なかなか食べようとしない子だ。ここで、親が「はい、そうですか」といって諦めるのは早い。皮をむいて、食べやすいようにひと口の大きさに切ってみる。それでも食べないのならば、さらに細かく切ってヨーグルトに入れてみる。あらゆる手を使い、子どもが知らず知らずのうちに食べるように導けば、果物嫌いを克服できるかもしれない。
この考え方は、サッカーやフットサルにも通じる。全てのプレーを左足で行う選手がいるとする。左足のキック、ボールタッチは一級品だが、右足はあまり使わず、無理な体勢でも左足を使おうとする、古典的なレフティーだ。
この選手の右足を鍛えたい場合、指導者が取り組むべきは練習に一工夫を加えることだ。例えば、得意な左足はワンタッチで、一方の苦手な右足はどれだけ使ってもいいという条件でプレーさせるだけで、その選手の意識は自然と右足に向く。他の選手にも同じような条件を与えれば、全員が一緒になって苦手の克服に取り組むことができる。
子どもたちは、好きだからサッカーやフットサルに取り組む。その中で、ほぼ全員が苦手なことや壁に当たる。その壁の前に立ち尽くすか、壁を乗り越えようとするかは、親と指導者次第と言っていい。だから大人には、子どもがコンフォートゾーンから抜け出す習慣を日々の生活でつけさせてほしい。それによって、その子どもが大人になったとき、不安や劣等感を乗り越えやすくなるはずだ。
「次のステージにつながる活動にしてほしい」高橋健介フットサルインドネシア代表監督インタビュー 第15回全日本大学フットサル大会 #jfa #JYD
第15回全日本大学フットサル大会が8月23日(金)に開幕します。ここでは大学時代に順天堂大学ガジルを立ち上げ、その後フットサル日本代表にまで登りつめた高橋健介さん(現フットサルインドネシア代表監督)に、大学時代の思い出や大会に出場する選手へのメッセージを聞きました。
――大学時代の一番の思い出は何ですか?
高橋 やっぱりフットサルですね。大学3年まではサッカー部で活動していましたが、その頃にフットサルと出合って3年生の終わりにはプレデター(現バルドラール浦安)の練習生になっていました。また、自分たちの年代でフットサルの同好会(現在の順天堂大学フットサル部ガジル)を立ち上げて、プレデターで練習したことを自分なりに解釈し、選手兼コーチとしてみんなに伝えていました。現在、インドネシアの代表監督をしていますが、僕自身の指導者のキャリアは、その時から既にスタートしていたとも言えるかもしれません。
――順天堂大学ガジルは、大学フットサルを代表するチームになりました。当時はどんなチームだったのでしょうか。
高橋 競技の側面でいうと、レベルは低かったですね。当時、朝練習だったのですが、集まってくるのは私とマネージャーと、もう一人、二人いるかなというくらいで、まさに同好会という感じでした。私にとっては自主トレの場所であり、プレデターで分からなかったことを消化するすごく重要な場所だったんです。プレデターに一員として、当時日本最高峰リーグだった関東リーグの試合に出ながら、ガジルで学生リーグに出て自信と経験をつけていきましたね。今も何年かに一度は練習を見に行くことがありますが、私が選手だった当時とは、全く違ってしっかり取り組んでいますね。
――高橋さんは、どんな大学生だったんですか?
高橋 それなりに文武両道だったんじゃないかなと思いますね(笑)私の夢は教師になることだったので、サッカーだけではなく勉強との両立は常に意識していました。蹴球部でも「サッカーで成長するプロセスと勉強ができるようになるプロセスは一緒なのだから良い成績を取りなさい。勉強面で成長しない選手がサッカーで成長するはずがない」と言われたことに納得できたことで、さらにできることはしっかりやろうと考えていました。テストの合計点は学年で一桁台に入っていることも多かったですし、最終的には首席で卒業しました。また、フットサルでも2004年にチャイニーズ・タイペイで行われたフットサル世界選手権(現FIFAフットサルワールドカップ)に出場したので、オリンピックの出場選手とともに表彰されるはずだったのですが、卒業式と代表合宿が重なっていたので卒業式に出られなかったんです。周りからは「変わっちゃったね」とイジられましたね。
――本大会にはどのような印象がありますか?
高橋 私が大学生の時は、まだこの大会がなかったのでうらやましいというのはあります。自分の立場としては、この大会からFリーグやフットサル日本代表、そして海外でプロを目指したいという選手が一人でも多く出てくるようになることを願っています。大学フットサルの環境は、Fリーグのクラブの環境とも近い、もしくはそれ以上に成長するための時間や環境があると思いますし、今のフットサル界にとってはすごく貴重な環境だと思います。
――トップレベルで活躍するためには、何が必要ですか?
高橋 本当にそうなりたいのかどうかだと思います。そう本気で思えれば自然とそのためにはどうするかを考えると思います。「Fリーグでプレーしたい」「日本代表でプレーしたい」ならば、その時に何をやるべきか。そしてやれることを全部やっているのか。自分と向き合って、なりたい自分の姿から逆算していけば、今、何をすればいいかが変わってくると思います。
――長らく日本代表として活躍した高橋監督は今、インドネシアで指導者をしていますが、どのようなことをしていますか?
高橋 フットサルのインドネシア全カテゴリーの代表監督ですね。フル代表に加えて、U-20フットサルインドネシア代表、フットサルインドネシア女子代表でも指揮を執っています。
――大学生年代の指導者にアドバイスはありますか?
高橋 カテゴリーからすると、一般的には、代表チームの監督と大学生チームの監督では、大学生チームの監督の方が下に見られるのかもしれません。でも、実際は下の年代に行けば行くほど、指導者の能力がより高くないと務まらないなと痛感しています。特にインドネシアに来てフットサルの経験が浅い若い選手が多いので自分の伝え方一つで、選手が混乱してしまうということを何度も経験してきました。トッププレーヤーなら少し伝えれば理解されることが、育成年代だとなかなか伝わり切らない。その中で理解してもらえない根本的な原因を探してチームを積み上げていくのは大変なことなので、大学生チームの指導者を含め、育成年代の指導者にはリスペクトしかありませんね。いつかいろいろと情報をシェアできるとうれしいと思っています。それぞれの指導者の情熱がそれぞれのチームの色となって表現されて、試行錯誤した毎日の見えない努力が結果となって現れることを願っています。そして、頑張っている指導者がいるチームが目標を達成して、その価値を高めてほしいとは思います。
――最後に今大会に出る選手たちにメッセージをお願いします。
高橋 どのようなステージに進むにせよ、次につながる活動にしてほしいです。フットサルを真剣にやることが、次につながります。フットサルは人数が少なく、再現性をトレーニング、分析によって高めることができると思います。その一連の流れは人生勉強になりますし、そこに感情が入った時、成長や記憶が定着するとも言われています。若い選手というのは、一つの試合でもぐんと成長します。この大会で最後と思っている人も、もしかしたらさらにチャレンジを続けよう、次の目標を目指そうとなるかもしれません。全部をかけてやるからこそ、その感情が動きます。大学の仲間とボールを蹴る最後の大会という人もいるでしょう。真剣に取り組み、一つ一つやれることをやり切って、大きな学びの場にしてほしいと思います。
第15回全日本大学フットサル大会
大会期間:2019/08/23(金)~2019/08/25(日)
会場:大阪府/岸和田市総合体育館